2017.12.28

第3回【HATAJOラボ】
女性ならではの人の動かし方を開催

北海道で働く女性を応援し、魅力ある職場づくりを目指してこの春からスタートした[HATAJOラボ]プロジェクト。11月16日の第3回セミナーでは、女性の特性を活かしたリーダーシップのあり方について学びました。

リーダーシップは働く人すべてに必要な力

 今回の講師、福崎里美さんは札幌の情報誌『poroco』編集長。女性スタッフが多い編集部をまとめ上げるとともに、次のリーダー候補を育てることも重要な役割の一つです。福崎さんが考えるリーダーシップとは「他人を巻き込んで望ましい方向へ動かす力」。他のメンバーと協力して最良の結果を目指すことが仕事の目的ならば、リーダーシップはリーダーだけではなく、すべての働く人に必要な力と言えます。
 いま、社会で求められているのは、一人で集団を引っ張るカリスマ型リーダーシップではなく、メンバー全員が主役になれるようフォローにまわる「サーバントリーダーシップ」と言われています。その特性とされる項目を見ると「傾聴」「共感」「癒し」など、もともと女性に備わっている性質に共通するものが多いことがわかります。リーダーだからといって男性のように振る舞ったり、女性だからといって責任ある仕事を避ける必要はありません。リーダーと女性それぞれに期待される役割を、自分らしいやり方で融合させれば、誰でもリーダーを務めることができるのです。
 福崎さんは現在の会社で目標の230%という営業成績を上げ、入社10カ月で営業チームのマネージャーに昇進。しかしリーダー自ら率先して営業に走り、部下の育成を怠ってしまったそうです。そんな失敗を教訓に勉強を重ね、周囲と衝突しがちな人や引っ込み思案な人もそれぞれの長所をうまく引き出してリーダーに育て上げた経験を話してくれました。

自分の性格を理解し、自分らしいリーダーシップを目指そう

 リーダーシップは目標達成行動(Performance)と集団維持行動(Maintenance)に基づく4タイプに分類され、仕事の成果と人望を両立できるPM型が理想的と言われます。しかし福崎さんが今回最も伝えたかったのは「リーダーに適した絶対的な性格はない」ということ。自分の性格を正しく理解し、有利な性質に磨きをかけつつ必要なスキルを補うことでPとMのバランスが良くなり、自分らしさを活かしたリーダーシップを実現できると言います。
 セミナー後半では、参加者全員が簡単な性格診断テストに挑戦。自己分析の結果をもとに、目指すリーダー像やリーダーシップの活かし方についてグループディスカッションを行いました。付箋にメモをした意見を手分けして整理し、アイデアを凝らしてプレゼンシートを作成し、最後に代表者がみんなの前でプレゼンテーション。各グループとも見事な役割分担と連携ぶりを見せてくれました。HATAJOラボも3回目を数え、参加者一人ひとりが自分らしいリーダーシップの手応えをつかみつつあるのかもしれません。

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