日々の仕事を丁寧に行い、より魅力のある修行道場にしていきたいですね。
橋爪 義秀 さん29歳
成田山松光寺住職
1989年、釧路市生まれ。2004年、2代目住職・義尊和尚遷化。05年、北海道釧路江南高等学校に進学。また高校に通いながら寺の仕事の手伝いを始める。08年、同校卒業。12年、宗立教育機関大正大学卒業。成田山松光寺、3代目住職を拝命。
TALK.01
橋爪さんの仕事場へお邪魔しました
お参りや厄払いなどの寺としての仕事を始め、誰でも利用できるような写経や寺ヨガなどの不定期イベントを修行道場として行っています。
修行道場は写経、写仏、御詠歌、寺ヨガ、密教座禅「阿字観」の5つです。時代の変化により寺の在り方が変わってきているので、様々な研修に足を運び、全国の取り組みを学んだり永代供養に力を入れたりしています。
TALK.02
釧路ではたらくことについて
幼い頃からいずれは寺を継ぐのだと思っていました。周りの方々の協力でやってこられたので、少しでも恩返しができればいいと思っています。
京都や浅草など、歴史が古い場所ほど寺の存在が大きいと思います。釧路の活性化に取り組んでいる若者が何人もいるので、釧路の魅力向上に寺がどう関わっていけるのか考えたいですね。
TALK.03
仕事は楽しいですか?
やはり感謝してもらえるということに、やりがいを感じます。
寺の仕事はカタチがありません。それでも大切な人を亡くして辛いときに「この住職さんでよかった」と言ってもらえることは、仕事の根幹にある責任を果たせたと実感します。人の心に触れる瞬間ですね。自分自身、全力でやらなくてはと常に思います。
TALK.04
将来の夢を教えてください
誰でも気軽に足を運べる場所にしたいと思っています。そのためにも修行道場をたくさんの人に知ってもらい、厄払いなど仏事の意味や面白さを伝えていきたいと思っています。
日々の仕事を丁寧に行い、より魅力のある修行道場にしていきたいですね。少しでも開かれた場所にしたいと思っています。
橋爪 義秀さんの好きな
モノ・コト・トコロ
-
写経
修行道場での様子。道外ではリラックスできるイベントとしての意味合いも強く、心を落ち着けたいときには最適です。
-
研修会に参加!
全国の若手僧侶と交流しています。話題は寺の取り組みについて。宗派にかかわらず地域全体で寺を盛り上げようとがんばっているところもあります。
-
御詠歌で使う経典
日本の伝統的な民衆歌でもあった仏教音楽。独自の楽譜で、誰でも大きな声で歌えるのでストレス発散に!