今後目指しているのは、
一緒に働いている先輩たちのような
立派な木工職人になることです。

vol2

渡部翔わたべしょうさん18歳

玉垣木工株式会社

1998年生まれ釧路市出身。北海道釧路工業高等学校建築科出身。
2017年4月より玉垣木工株式会社（釧路町中央3）の、
建具部門で働き始める。

TALK.01

なぜ釧路ではたらくの?

幼い頃から家具などを作る木工職人になりたいと考えていました。キッカケは祖父がとび職人で、日曜大工として家で家具などを作っていた姿に憧れていたからです。中学の卒業を機に、本格的に進路について考え、勉強内容が木工職人に最も近づける工業高校の建築科へ進学しました。学校で主に学んだのは図書館など大きな施設に関する設計図づくりです。図面の基本的な読み方は身に付きましたが、細かな読み方は会社で学んだことの方が多かったですね。現在、私は釧路町にある玉垣木工という会社で働いています。決め手は高校で行っていた職業体験でこちらへ来たことでした。仕事内容や、部下へ優しく指導している職場の雰囲気を間近で見て、ここで働きたいと思ったんです。
釧路以外での就職は初めから考えていませんでした。高校を卒業してから免許を取ったので札幌へ買い物などにも行きます。しかし遊びに行って楽しいのは札幌でも、住むなら釧路。人の多いところは苦手ですし、並ばなくてはならず不便を感じることも多いので、釧路の環境が気に入っています。

TALK.02

釧路のこと

友人と遊びに行くときはカラオケや買い物に行ったりすることが多いですね。また学生の頃はバドミントン部に所属していたので、今でも釧路町総合体育館へ行って遊ぶこともあります。車で移動できるため、市内の色々な場所へ足を運ぶようになったと感じます。
幼い頃から祖父が釣りに連れて行ってくれるため、今でも一緒に海釣りや川釣りなどへ出掛けています。道内各地で釣りを楽しみましたが、やはり自然が深い奥地であればあるほど釣れますね。市内であれば西港に行くことが多いですね。郊外であれば阿寒湖。夏はバス釣り、冬はワカサギ釣りと、四季を通して楽しめるのでオススメです。釧路は市内でも良く釣れますし、年中釣りを楽しむにも最適だと思います。釣った魚は基本的に持ち帰って食べますが、特に阿寒湖で釣るアメマスの天ぷらは大好物です。

TALK.03

職業のこと

学校で建築全般の設計図面を書く楽しさを学び、職人以外の道を考えたこともありました。また同級生の大半は施工管理の道に進んでいます。しかし木工職人は幼い頃から夢見た職業でしたし、簡単に進路を変えたくないと思ったんです。父と母も反対することなく、夢を応援してくれました。特に祖父はとても喜んでくれて、自分の使っていたカンナなどの道具を譲ってくれたほどです。譲ってもらった道具は、現在会社で使っています。しかし働き始めた今は母に家具作りを頼まれることもあるため、家にも道具を揃えたいと思っています。

TALK.04

努力を重ね、一人前の木工職人に

現在は職場で先輩に指導してもらいながら、建具を作っています。入社したばかりですが、先輩と一緒に自分も製作に関わったドアを運んで納品も経験させてもらいました。それがたまらなく、やりがいを感じる瞬間でもあります。また社会人になって改めて感じるのは、授業で行っていた実習とは違い、伴ってくる責任の重さです。全て商品なので、手は抜けません。仕事をする上で気をつけていることは、しっかりと先輩の話を聞くことです。一度、指示された仕事の先まで進めてしまって、商品自体を作り直すことになってしまったんです。それからは報連相を欠かさないようにしています。今後目指しているのは、一緒に働いている先輩たちのような立派な木工職人になることです。新人の私から見ても先輩たちの仕事ぶりは、細部にわたって丁寧かつ無駄なく何でも仕上げています。長い年月がかかると思いますが、がんばって追いつきたいですね。

渡部翔さんの好きな
モノ・コト・トコロ

スプラトゥーンにハマってます

仕事が終わった後は、Wii Uで友人とオンライン対戦！もうすぐNintendo Switchで発売するスプラトゥーン2も気になっています
GReeeeNがお気に入りです

好きなアーティストはたくさんいますが、中でもお気に入りがグリーン。よくYouTubeなどで聴いています
愛用している、仕事道具

色々ある道具の中でも、特に使うことが多い仕事道具。メジャーは自分で買ったものなので、まだピカピカ