幼い頃から家の仕事を手伝っていて
特別大変だと思ったことがなかったので、
人手不足だと聞いて戻ることにしました。
松野 千紘 さん28歳
(株)馬木葉 女性ハンター
1990年、白糠町生まれ。幼少期より父の狩猟を手伝い、高校生の頃から解体の仕事を手伝っていた。高校卒業後は釧路のパチンコ店へ就職したが、19歳で白糠町へ戻り、家業を本格的に手伝い始める。2012年狩猟免許取得。現在に至る。
TALK.01
松野さんのお仕事拝見
道東はシカが多い地域なので、遠くまで行く必要がなく近郊で狩猟を行います。基本的には日の出から日没までが狩猟時間で、その後解体作業に入ります。山間は全て車で移動しますが、オスは100㎏、メスは70㎏あるので獲ったシカを車の荷台へ積む際は体力が必要です。繁忙期はハンターからの持ち込みが多くなる10~3月で、日に30頭を解体することもあります。
TALK.02
地元ではたらくことについて
一度釧路へ出たのは、生まれた場所とは違う街を経験してみたかったためです。幼い頃から家の仕事を手伝っていて特別大変だと思ったことがなかったので、人手不足だと聞いて戻ることにしました。シカ肉は全国約615件のレストランなどに卸していて、取引先の方が視察に訪れます。地元にいても、いろいろな話が聞けるのでおもしろいです。
TALK.03
仕事は楽しいですか?
狩猟は慣れと経験なので最初は一発で仕留められないこともありました。友達の話を聞いていると、服装なども規定があって他の仕事の方が大変だと思いますね(笑)。狩猟も男性ハンターが同行するので、力仕事ですがさほど苦ではありません。
TALK.04
将来の夢を教えてください
狩猟免許では10年経過すると、ライフルが使えるようになります。私はまだ免許を取って7年目なので、シカ用の一発玉が撃てる散弾銃です。ライフルは殺傷能力が散弾銃より高いため、まずは10年続けることを目標にしています。またハンター業界も高齢化と人手不足なので、結婚後も続けられたらいいですね。
松野 千紘さんの好きな
モノ・コト・トコロ
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2012年に取得した狩猟免許
狩猟では大きな動物を一発で仕留められる、ダメージが大きい弾丸を使用します
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愛用している散弾銃
銃や弾丸は釧路の猟銃販売店で購入しています。一丁数十万円程度で、重さは約4.5㎏。スコープなど自分好みにカスタマイズします。
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ポップやイラストを描くことが好き!
視察などで会社を訪れた人に説明するイラストボード。デザインを考えることも楽しみのひとつ。