誰もがアイス
ホッケーを
楽しめる環境を
つくりたいと
思っています
田中 雄也 さん38歳
■ 釧路青少年スポーツ育成リーグ 実行委員会事務局
■ 一般社団法人「スキルチャレンジ」代表
1983年釧路生まれ。アイスホッケー選手だった父親の影響で3歳からアイスホッケーを始める。2007年指導者として活動を始め、11年私設団体「スキルチャレンジ」を設立。15年団体を法人化し起業。同時に総合型フィットネスクラブ「トレスタ」もオープンする。クラブチームの他、大進スケートセンターのコーチとして、年間300人以上を指導する。
TALK.01
田中さんのお仕事拝見
親子2代で長年アイスホッケーに関わってきた経験を活かし、釧路でアイスホッケーの指導や普及活動を行っています。メインは約80人の会員を持つ「スキルチャレンジバウアーホッケーアカデミー」のチーム指導、大進スケートセンター専属コーチとしてジュニアやオリンピック出場女子チームである「Daishinレディース」の指導です。その他、初心者アイスホッケー教室なども開催しています。
TALK.02
釧路のアイスホッケーについて
他のスポーツに比べて競技志向が強いと感じています。特に子供たちに顕著で、試合機会が少ないため、始めてから一度も試合に出たことがない子も少なくありません。また、初心者教室も参加するためには自前の防具が必要など、気軽に参加しにくい子供たちもいるのではと感じています。そのため、誰もがアイスホッケーを楽しめる環境をつくりたいと思い、技術強化よりも普及や育成に力を入れた活動をしています。
TALK.03
仕事を通じて感じることは?
指導者は子供たちの成長を身近に感じられる仕事です。見て、やらせて、褒めてをひとりひとりに合わせた伝え方で段階的に教えなければならず、苦労する部分でもあり、やりがいでもあります。アカデミーには初心者教室で防具さえ持っていない状態から始めた子もおり、楽しんでいる様子や成長を感じられると嬉しいですね。
TALK.04
展望について教えてください
釧路では特に子供たちのアイスホッケー人口が減っています。複数の学校を集めても足りず、体格差のある学年の違う子供たちでようやくチームができあがる状態です。アイスホッケーは氷上の格闘技ですから、体格差があると楽しさを感じる機会が減ってしまいます。解決策のひとつは同等の技術か体格に合わせたリーグ戦の開催だと感じており、多くの地元企業の支援を必要としています。
田中 雄也さんの好きな
モノ・コト・トコロ
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2021年10月に行われたノーザンミツワカップはリーグ戦形式!
企業の協力によって実現した、小さい子供たちも参加できる2カテゴリに分けたリーグ戦です。子供用の小さなゴールなど支援があってこそ、叶った試合環境でした!