再生可能な資源を再利用し、食とエネルギーへと繋げる。
植田 勇気さん 立石 愛一 さん
株式会社バイオマスソリューションズ
植田さん 標津町生まれ。グループ会社である渡邊清掃株式会社に10年所属し、2021年より転籍してバイオマスセンターで勤務。
立石さん 大阪府枚方市生まれ。大学を卒業後、道北で農業普及員として働く中、知人の紹介で転職。2021年からバイオマスセンターで勤務。
TALK.01
お2人のお仕事拝見
バイオマスソリューションズは本社を別海町に持ち、中標津町のバイオマスセンターで廃棄物を再利用した肥料づくりを行っています。2人は住宅の壁などに使われていた石膏ボードを使った土壌改良剤「エスカル」の製造作業にたずさわっています。エスカルは炭酸カルシウムよりも水に溶けやすく、土壌に短期的・長期的なカルシウムの補給が可能。近隣農家や商社に納入しています。今後は植田さんが道東の営業窓口を担い、一般販売を促進していく予定です。
TALK.02
釧路ではたらくことについて
植田 〉以前はグループ会社で産廃の回収や浄化槽の清掃をしていました。同じ業界で新しいことにチャレンジしたいと上司に相談したところ、現職への転籍を薦められたんです。中標津町はいい意味で時間に縛られないゆったりした暮らしが叶えられる場所だと思っています。
立石 〉大学では生物資源学について学んでいて、卒業後は憧れていた北海道で農業普及員として働きました。より深く農業と関わる仕事に就きたいという思いが強まり、柔軟な方針やおおらかな雰囲気が性に合っているのではないかと知人が現在の仕事を紹介してくれたんです。中標津町は住みやすく、楽しく生活できる場所だと思います。
TALK.03
仕事は楽しいですか?
植田 〉私の仕事は主に工場のスケジュール管理です。原料の手配を行いながら、年間の製造計画を立てています。人手が足りないときは工場を手伝うこともあります。業界は同じでも業務内容が違うので分からないことだらけですが、仕事を通して知らないことを学んでいくのは楽しいですね。
立石 〉肥料や土壌作りは以前から興味があったので、仕事を通して経験へと応用していくことが楽しいです。自ら製造しているので農家から感想をいただくと嬉しいですね。量や成分の調整など、直接要望をもらえる環境がモチベーションにもつながっています。
TALK.04
将来の夢を教えてください
植田 〉今後は営業活動が本格化する予定です。商談をすることは初めてなので、お客さまの話を聞きながら販売につなげていきたいと思っています。現在は売り先のリストアップと同時に肥料に関する知識も万全にしています。
立石 〉現在は1日の適正製造量を探っており、効率のよい原料受け入れと販売を模索しています。エスカルは今後、より周知を徹底させ拡販を行っていく商品です。その土台作りに製造部門として関わり、強固なものにしていきたいです。
植田 勇気さん 立石 愛一さんの好きな
モノ・コト・トコロ
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休日は自宅で まったり。
〈植田〉休日は動画配信サービスを利用して映画などを見ることが多いです。コーヒーの飲み比べも好きで、2、3種類買っては映画と一緒に楽しんでいます。
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〈立石〉趣味は釣り!
〈立石〉本州の海釣りではアジ、川釣りではウナギをよく釣っていました。北海道は釣り道具も違うようで、まずは道具を揃えたいと思っています。