自分も誰かをかっこよく
セットをしてあげたいと
思ったことが原動力でした。
山本 貴之 さん27歳
美容師
1990年生まれ。音更町出身。
地元の高校卒業後、道東ヘアメイク専門学校へ入学。
2年間で技術を習得し、故郷のサロンに就職。
仕事で行き詰まっていた際に、現在のお店の店長に声をかけられ、
釧路のロコスタイル新橋大通店に就職する。
現在、働き始めて2年目。
TALK.01
なぜ釧路で
はたらくの?
釧路で働くキッカケを作ってくれたのは、専門学校のOBでもある当時ロコスタイル新橋大通店の店長だった山崎さんです。
故郷にいて仕事で行き詰まっていた私に「気分転換に釧路で働いてみないか」と声をかけてくれて、釧路に来ることになりました。
美容師を志したのは高校3年生の冬のこと。理容店を訪れた際に髪型をワックスでセットしてもらったことがあり、自分も誰かをかっこよくセットをしてあげたいと思ったことが原動力でした。学校で学ぶうちに話をしたり髪を切って喜んでもらう楽しさを知って、無事資格を取得。卒業後は一人暮らしの大変さを感じていたこともあり、実家に帰って就職を決めました。
山崎さんとは元々遊んでいたゲームで知り合い、専門学校へ進学することを伝えた際にOBだと分かりました。釧路に来てからも遊んでもらったりしていたので、卒業後も交流を続けていたんです。一緒に働かないかと声をかけてもらったときは嬉しかったですし、カット技術をもう少し磨きたいと考えていた頃で、一緒に働いてみたいという想いから転職を決意しました。
TALK.02
釧路のこと
転職を決意した理由のひとつとして、釧路の住みやすさもあります。一番は夏の涼しさです。故郷の音更だと夏は暑くて眠れないこともあり、次の日が仕事だとかなり辛い思いをしました。釧路であればぐっすり眠れますね(笑)。
また釧路に住む人たちの人柄ですね。私自身が人間関係に恵まれているだけかもしれませんが、釧路の人はとてもおおらかでフレンドリーな人が多いという印象です。港町ならではの特性なのかもしれませんが、溶け込みやすい環境だと感じます。それを強く感じるのが末広でバイオリンの路上演奏をするときですね。母がピアノ教室を開いている影響もあるのかもしれませんが、高校の頃から部活でバイオリンを弾き始めて、卒業後も趣味で続けています。山崎さんもギターを弾くので2人で路上セッションをすることも。覚えてくれている人もかなりいて、見に来てくれたり声をかけてくれたりと人の温かさを感じます。
TALK.03
仕事のこと
故郷のお店で働いていたときはパーマやカラーも施術していましたが、現在はお店が専門店なのでカットのみです。そこが逆にカットを極めたいと思っていた私には最適でした。ここは小中学生から年配のお客様まで年齢層が幅広く、とても良い勉強になっています。第一印象が怖いお客様も多くて、最初は緊張しながらカットするのですが、話すと意外と気さくだったり…。見た目と中身にギャップがある人が多いということも、私が感じる釧路らしさですね。
TALK.04
将来に向かって
腕を磨きながらも
釧路を満喫
仕事としては 歳までに独立して自分のお店を持つか、お店を任される立場になりたいと考えています。自分の店で目指すのは今働いている場所のような、ひとりひとりに向き合う地域密着型が理想です。友達や親が故郷で待っていると言ってくれているので、音更町でお店を始めたいと思いつつ、釧路の居心地が良くてなかなか離れられませんね(笑)。
例えば私は趣味で釣りをするのですが、音更町から海は遠いので海も川も湖もある釧路は最高です。和菓子も美味しいお店が多くて、今は「二幸」の和菓子を食べてみたいと思っています。山崎さんと飲食店で演奏させてもらう機会もあったので、またぜひ呼んでいただきたいです。これからもお客様の要望を理解し、注文に応えられるカット技術をまだまだ磨いていきたいです。
山本 貴之さんの好きな
モノ・コト・トコロ
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愛用道具
23歳から集め始めた愛用のハサミは5丁。中には10万円したものも。使い心地が軽いバネ付きなどの新しいハサミも購入しようかと考え中。
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バイオリン
バイオリンを無性に弾きたくなったときは、末広で演奏。演奏がキッカケで小泉元総理と握手をしたことも。これは高校生の頃、発表会に出たときの一枚。
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マイブームはカメラ
キヤノンの一眼レフカメラを買ったので、いろいろな場所を撮影することがマイブーム。今年は知床へ行ってきました!