釧路人 できる限り高い目標を若いうちから決めて、
公言することです。

木島 誠悟(きじま せいご)さん
vol11

木島 誠悟きじま せいご さん68歳

絵本作家

1949年、釧路市生まれ。
東京デザインカレッジ在籍時よりイラストレーションを発表。75年から公募展連続入選。84年にはデザイナーとして働いていた新生広告社を退社し、デザインプロダクション「スタッフ」を設立。
2013年、絵本「キリンがくる日」のイラストを担当し、翌年第19回日本絵本賞読者賞受賞。15年には絵本「シロクマゆうびんきょく」を出版し、海外でも翻訳版が出版される。

TALK.01

幼い頃から
イラスト一筋
夢中で夢を追う日々

幼い頃から父の画材を使って絵を描いたり、アメリカやフランスのポスターなどが載っている世界のデザイン誌「アイデア」を眺めることが好きでした。
高校卒業後は漫画家を目指して東京の専門学校へ進学しました。その頃イラストレーターという職業は知られてなく、絵を描く仕事で思いつくのは漫画くらいだったんです。
その後、月刊誌の表紙他を描いたりしていましたが、東京の水が合わないと感じて釧路の広告代理店でデザイナーとして働き始めました。
家にも帰らず働く毎日でしたが、辛いと思ったことは一度もありません。チラシに指示にないイラストを入れ込んだりしながら、夢中で仕事に取り組みました。とにかく仕事が楽しかったです。

TALK.02

64歳で訪れた転機
自身の絵本が
世界へ

転機が訪れたのは2012年。釧路にキリンを呼ぼうと活動していたチャイルズエンジェルで絵本を作ることになり、作家の志茂田景樹さんの文に合わせたイラストのオファーがありました。東京の出版社と打ち合わせをしながら何度も描き直し、完成した一冊が「キリンがくる日」です。その後、出版した「シロクマゆうびんきょく」はフランスやアメリカでも出版することになりました。

TALK.03

人生の先輩から
若者たちへの
メッセージ

できる限り高い目標を若いうちから決めて、公言することです。目標を決めると目に留まる情報量が違ってきますし、世界規模で考えることで心構えまで変わってきます。
身の程知らずだと言う人もいるかもしれませんが、夢は思い描いた人のところへ降りてくるもの。みなさんも周囲に多くの夢の種をまいてください。

私の新聞活用術

  • 書評のページや 日曜ナビを参考に 購入本を厳選

    木島 誠悟さんの好きなモノ・コト・トコロ

    日課は朝、コーヒーを飲みながら、新聞を読むこと。 経営者なので、経済面は必ずチェックしています。楽しみにしているのは、日曜日に掲載される書籍のコーナー。本を読むことが好きなので、紙面を参考にして本を買いに行きます。

  • 新聞も本も活字を通して広がる世界が楽しいです。

    木島 誠悟さんの好きなモノ・コト・トコロ

    また同じく「本と旅する」のコーナーは本のストーリーだけにとどまらず、作家や題材となった地域の紹介などもしているので読みごたえがありますね。 新聞も本も活字を通して広がる世界が楽しいです。

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