私は生まれ育った釧路を、もっと
楽しい場所にしたいと思っています。
赤間 有美子 さん47歳
en.share place
「studio AKAKOU」
1970年生まれ。釧路市出身。
カフェ「じみへん」、パン屋「じみぱん」を経て、
鳥取にレンタルスペース「en.share place」をオープン。
手芸屋「Lin+」、手作り雑貨店「laugh sion」、
cafe/zakka「コノワカフェ」と一緒に
パン教室「studio AKAKOU」を営業中。3児の母。
TALK.01
アレルギーを持つ息子のため
パン作りに挑戦転機は37歳
パン作りを始めたキッカケは友人夫婦宅で食べた手作りパン。美味しくて自分でも作るようになり、息子に米も乳製品も食べられないアレルギーが見つかったため、子どもが食べられるパン作りを本格的に始めたんです。最初は失敗ばかりで、子どもの事情がなければ趣味で終わっていたと思います。
転機は37歳でガンが見つかったこと。「自分の人生をちゃんと生きよう」と、お店作りに向けて歩き出しました。 初めはカフェ「じみへん」のオーナー夫妻に誘われてパンを提供。次は自分でパン屋「じみぱん」をオープンしました。その2つが、今のカタチに繋がっています。
TALK.02
自分自身がもっと
楽しくなるための街づくり
私は生まれ育った釧路を、もっと楽しい場所にしたいと思っています。「en. share place」も、実は街づくりの一環。
札幌に「スペース115」という小さな雑貨店ばかりが集まるアパートがあり、それを釧路にも作りたいと思ったんです。ですから、ここは今後常にお店が入れ替わっていく予定なんですよ。他にも釧路を楽しくできそうな計画はたくさんあって、まだまだ考え中。 けれど現在47歳なので、次に始める挑戦が最後だと思っています。 街づくりのためというよりは、自分が生きやすい環境づくりに近いですね。楽しい場所が増えれば、自分も楽しくなれますから。
TALK.03
人生の先輩から若者たちへのメッセージ
私から伝えられることは2つ。人の目を気にせず行動すること。そして希望ではなく「やる」と言い切ることです。私は2回お店を閉めており、その中での失敗した経験が、私にとっては次に活かすためのステップ。自分自身がワンランク成長する糧になりました。また自分の目標をその都度言っていたので声をかけてくれる人が現れたんです。
今の生活を気に入っているのであれば、そのままでもいいと思います。何かを変えたいと思っているのであれば、挑戦あるのみ。何になりたいかではなく、どう生きていくかを考えられる人になって欲しいですね。
私の新聞活用術
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気になる見出しだけを読んで新たな情報探し
私の新聞活用術は、見出しだけでも読んでみること。携帯のニュースでは、知りたい情報しか読むことができません。新聞は情報が簡潔にまとめてあり、文字も大きいので、あっという間に読めてしまいますね。私はコーヒーなどを飲みながら新聞を読むことが多いのですが、ホッとできる時間になっています。
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北海道新聞「週間じぶん」でコラムを掲載
自分の取り組みが記事として掲載されることが、新聞を読みたいと思うキッカケになることがあります。私は街づくりに関わっているため、度々紹介していただいています。また北海道新聞の毎週土曜日に掲載される「週間じぶん」ではコラムも掲載中。道内に住む約20人がそれぞれ違った内容のコラムを掲載しているコーナーで、子育て世代に役立つ情報などを発信しています。