ジャズ好きの仲間たちが
熱い演奏を聴かせる
丸山 一之 さん62歳
イースト・ポイント・
ジャズ・オーケストラ
(EPJO)代表
1957年生まれ、根室出身。
中学2年生から吹奏楽部でサックスを始め、高校では吹奏楽部に加え、モダンジャズ研究会にも在籍。卒業後は、根室市役所へ就職する。81年のEPJO設立にも尽力し、中心プレーヤーとして活躍してきた。2012年には役所を早期退職し、修理学校に通い卒業後’14年に「管楽器工房まるやま」をオープンする。
TALK.01
最東端にあるジャズの街としてアマチュアバンドを発足
EPJOは1981年の11月に発足した、本土最東端のアマチュアビックジャズバンド。「ジャズの街、根室に演奏する団体があっても良いのでは」という思いから有志で立ち上げた団体です。発足当時はジャズを聴いても演奏をする社会人はあまりいませんでした。第1回目の演奏会では、根室高等学校の吹奏楽部に協力をお願いして開催したほどです。そこから幾度かの解散危機を乗り越えながらも、活動を続けてきました。
●East Point Jazz Orchestra
練習日/毎週日曜日
練習場所/北海道立北方四島交流センター「ニ・ホ・ロ」
問い合わせ/090-3392-4013
メンバー募集中!
TALK.02
根室をジャズでPR!地域に根差すジャズへの理解
現在、メンバーは50代が中心。かつて高校生としてEPJOの演奏に参加していたメンバーもいます。ここまで続けてこられたのは、地域の人たちの支えがあってこそ。メンバーは全員社会人ですが、職種はバラバラ。私は自営業ですし、公務員もいます。しかし根室は街全体でジャズに理解があり、休みを申請しても「ライブだから仕方がない」と言ってくれるんです。「根室のPRになるのなら」と。こうした地域の支えがある街は、なかなかないですよね。
TALK.03
人生の先輩から若者たちへのメッセージ
バンド活動のモットーは「地域に根差したバンド」。年2回の自主ライブの他、各地のイベントなどにもゲストとして演奏依頼もあり、根室の「かに祭り」やロシアとのビザなし交流にも参加しています。2015年には夢であったアルバムが全国販売がされました。最近ではジャズを聴く若者も少なくなっていますが、生のジャズに触れる機会をなくさないことで、魅力を発信し続けていきます。