釧路人 釧路らしい
商品開発

森崎 三記子(もりさき みきこ)さん
vol32

森崎 三記子もりさき みきこ さん64歳

(株)MOKA.

釧路市生まれ。武蔵野大学卒。認定心理士。キャリアコンサルタント。ハローワーク職員の経験を生かし、女性の多様な働き方を考える市民団体「釧路モカ女性プロジェクト」の代表も務める。

TALK.01

どんなお仕事をしていますか?

 企業としてのキャリアコンサルタント業を軸に、市民団体としても仕事創造事業や自己啓発などの講座を運営しています。漁で使われる網から作ったボディタオル「くしろ魚網シリーズ」の企画・販売もその一環です。使い心地の異なるボディタオルを4種類、たわしを2種類オンラインショップなどで販売しています。

TALK.02

始めたキッカケを教えてください。

 くしろ魚網タオルが生まれたきっかけは、仕事創造事業の中で行った釧路らしい商品を作ろうという企画です。魚網タオルはもともと漁師家庭でひっそりと使われていました。私は十数年前に偶然もらったことがあって、ずっと愛用していたんです。企画をする上で思い出し、メンバーの中に漁業関係者がいたことで商品化につながりました。漁に使うものなので、本来は約300~450メートルで取り引きするのが一般的です。そこを小売りしてもらうことができ、自宅でも作業できるため、育児や介護で外へ出かけにくい女性たちの内職として成り立っていきました。現在は内職ワーカー約10人で作っており、魚網製品合わせて年間約5千個の需要があります。

TALK.03

今後の展望を教えてください。

 商品の独自性で販売当初から反響がありました。テレビ局や全国誌でも商品を紹介していただき、道内外のさまざまな観光地で販売されています。商品としてはとても良いものです。ですが耐久性が優れすぎているところが困った点です。なかなか消耗しないので、編み目の数や色を試行錯誤して新たな商品展開に取り組んでいます。

ページトップへページトップへ