釧路人 芸能界経験で、釧路をスタイルアップ

細川 仁(ほそかわ じん)さん
vol4

細川 仁ほそかわ じん さん41歳

セレクトショップ

1978年、釧路市生まれ。釧路東中学校卒業後、短距離ランナーとして札幌の東海大四高(現東海大学付属札幌高)、神奈川の東海大学へ進学し卒業する。卒業後は大手アパレルメーカー「アバハウスインターナショナル」へ就職。店長などを約8年務め、顧客として訪れていた芸能人のスタイリストとしてヘッドハンティングされる。その後4年間、幾人ものスタイリストを兼任するも、アパレル業界を離れて別職種で働く。2016年釧路のセレクトショップ「TAPS」に入社。閉店に伴い「細川洋品店」をオープン。

TALK.01

なぜこの職種に就いたのですか?

 小学生の頃から服が好きで、北大通へひとりで買い物に出かけていました。札幌ではビームスなどに通い、服の魅力にハマっていきましたね。ですから短距離選手ではない夢をアパレル業界に見いだしたのは、自分にとって自然な流れでした。

TALK.02

今までのお仕事について

一ショップ店員から始めて、3年後には店長として働き始めました。そのときお客様として訪れていた芸能人と馬が合って、突然スタイリストに(笑)。経験もない雑誌の撮影から始まりました。4年間口コミで何人も芸能人のスタイリングを手掛けて華やかな芸能界を体験しましたね。しかし、めまぐるしい毎日で一度アパレル業界を離れたいと思い、全く違うホテルマンなどの仕事をすることにしたんです。その頃、釧路の「TAPS」の社長から人手が足りず困っていると相談を受けて釧路へ戻ることになりました。しかし店が閉店することになり、自分の店を持つ夢に挑戦してみることになったんです。

TALK.03

釧路でお店をはじめたのはなぜですか?

 店は男っぽく色気のあるアイテムをそろえ、2カ月に一度東京へ仕入れに行っています。いずれは本場・イタリアにも仕入れに行きたいですね。釧路で店を始めたのは、地元でも本物の服が見られる場所を残したいと思ったからです。ファストファッションは安さが魅力ですが、生地、シルエット、着心地、全てが一流とは違います。釧路を安いものしか選ぶことができない田舎にはしたくなかったんです。芸能人はファストファッションを上手に取り入れていますが、それにはスタイリングセンスが必要です。スタイリスト経験のある僕だから釧路でできることがあると思いました。今後は店の安定経営を目標にしつつ、レディースも扱う2号店のオープンを目指していきます。

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