なルールがちりばめられ、子供同士のコミュニケーション能力の向上も図ることができました。
そんな古き良き遊びである「鬼ごっこ」を、再び現代の遊びとして復活できないか。そんな思いが『スポーツ鬼ごっこ』の誕生につながりました。
スポーツ鬼ごっこ」はもともと肥満の子供や運動が苦手な子供たちでも積極的に運動してくれる遊びはないかと模索していた、城西国際大学総合福祉学部 羽崎泰男教授により考案されました。羽崎教授は、日本人のポピュラーな遊びで、かつ誰もが知っている数少ない遊びである「鬼ごっこ」に着目し、地域性などにより異なる「鬼ごっこ」のルールを長年の研究を経て統一化。子供たちはもとより、「鬼ごっこ」を昔から知る大人たちにとっても、コミュニケーション能力を向上させることのできるスポーツ競技として生まれ変わらせました。
ルールは非常に単純で、旧来の「鬼ごっこ」の基本となる“追う”“逃げる”はそのままに、時間内に相手陣地の『宝』を多くとった方が勝利するといった、いたってシンプルなもの。ルールを敢えて複雑にしないことで、子供たちが自発的に攻守の役割分担や時間配分などの作戦を、チームメンバーによる話し合いにより決定していくといった過程をも生み出すことが出来ました。「スポーツ鬼ごっこ」がコミュニケーション能力の向上にもつながる理由は、ここに隠されているのです。
規模にまで成長しつつあります。近年のIT化により、子供たちのみならず、大人でさえも、対話やスキンシップによるコミュニケーションが不足しつつある昨今。そんな中で誰もが気軽に参加でき、互いが打ち解けることができるのが「スポーツ鬼ごっこ」の魅力であり、多くの人たちに親しまれ、広がりを見せる理由なのかもしれません。
「スポーツ鬼ごっこ」をはじめ、いにしえの遊びの中からコミュニケーションを学び、仲間を増やしていくことができる環境を増やしていくことが、北海道に住まう子供たちの笑顔を育む活動へとつながっていくのではないでしょうか。
①センターラインを越えて相手陣地に入りタッチされたら
一度 自陣セーフティーゾーンに戻ると復活できる
②相手へのタッチは必ず両手で ③宝の周りのサークル内には守り鬼は入れない
④敵陣のセーフティーゾーンに入ればタッチされない
★得点するときの注意
❶宝を必ずつかむ ❷落としたら無効 ❸宝の台を倒したら無効