国産材で「感じ良い」働き、学びを

「木育ひろば」で、人と木や森とのかかわりを考える

　内田洋行北海道支店では、2013年より地域の様々な世代の方々が木のぬくもりに触れ、木に対する親しみや理解を深める機会として「ウチダの木育ひろば」を実施しております。このイベントを通じて、木のぬくもりや香りを感じることで、普段の生活では気づきにくい自然の魅力を再発見し、身近な自然にもっと目を向けてみてほしいと考えています。また、家族や友人と一緒に「木育ひろば」に参加することで、自然への関心を共有し、共に学び楽しむことができる点も魅力の1つです。

【「ウチダの木育ひろば」2024年実施概要】　２０２４年１０月１９日開催
■主催　株式会社内田洋行　北海道支店
■後援　北海道、札幌市、北海道教育委員会、札幌市教育委員会
■特別協力　パワープレイス株式会社、学校法人美専学園　北海道芸術デザイン専門学校（以下bisen）
■スタッフ　木育マイスター（北海道が認定する、木育を普及させる専門家）
学校法人美専学園　北海道芸術デザイン専門学校　環境デザイン学科長　教員　桂 充子 氏
パワープレイス株式会社　北川 真紀子 氏
その他、㈱内田洋行・パワープレイス㈱・北海道芸術デザイン専門学校 学生

　イベントでは、パネル展示、木育ワークショップ、体験コーナーを通じて、地域住民や木育マイスター、bisenの学生が一体となって木育の理念を共有しました。ワークショップでは、経年劣化した屋台の廃材を活用したフォトフレーム作りを実施。持続可能な開発目標（SDGs）を実践し、環境保護とリサイクルの重要性を学ぶ機会となりました。

　その他にも、ネームプレート・木琴・キーホルダー作りなどを実施。参加した子どもたちからは「森林を管理することが森を元気にしていることを学んだ」「木を使って自分で工作をしたのが初めてで楽しかった」という声も寄せられました。

　今後も内田洋行北海道支店では地域の皆様と共に、木育活動を通じて豊かな自然環境の保全と持続可能な社会の実現に向けて取り組んでまいります。

「ウッドデザイン賞」の取り組み

　一般社団法人日本ウッドデザイン協会主催の「ウッドデザイン賞2024」にて、内田洋行とグループ会社である「パワープレイス株式会社」が参画する「山のダイゴミプロジェクト」が優秀賞（林野庁長官賞）を受賞。そのほか、内田洋行グループは、「日本の木でできた家具」と、学校法人美専学園　北海道芸術デザイン専門学校（以下bisen）の学生とともに行った「地域とデザインで繋がる木製屋台製作プロジェクト」がソーシャルデザイン部門にて入賞をいたしました。

　本プロジェクトは、生産者と消費者のつながりを再構築し、森林産業や中山間地域の暮らしへの理解と共感を育むことを目的としています。森林産業の各過程で生まれる未利用材を「ゴミ」と捉えず、上手く利用することが木材活用のデザインの醍醐味であると考え、デザイナーと地域プレイヤーが協働して100点以上の試作品を製作。今後は、これらのプロダクトを市場に流通させると同時に、消費者向けの体験型モニターツアーも企画していきます。

■内田洋行グループ　「ウッドデザイン賞」これまでの受賞歴