MID.α 北海道内輸入車正規ディーラー|Volkswagen札幌東、Volkswagen函館、Volkswagen豊平、Volkswagen苫小牧、Audi札幌東、Audi札幌西、Audi札幌南、Audi函館、FIAT札幌東、ABARTH札幌東、Alfa Romeo札幌東、Jeep札幌東、BENTLEY札幌、MASERATI札幌、JAGUAR札幌東、LAND ROVER札幌東、MID Sapporo MID.α 北海道内輸入車正規ディーラー|Volkswagen札幌東、Volkswagen函館、Volkswagen豊平、Volkswagen苫小牧、Audi札幌東、Audi札幌西、Audi札幌南、Audi函館、FIAT札幌東、ABARTH札幌東、Alfa Romeo札幌東、Jeep札幌東、BENTLEY札幌、MASERATI札幌、JAGUAR札幌東、LAND ROVER札幌東、MID Sapporo

MID.α MID.α

2023年7月1日
株式会社北海道ブブは
株式会社MID ALFAへ
社名を変更しました

輸入車総合正規ディーラーとして、1982年に札幌市で創業し、
全国へと店舗数を拡大してきた株式会社 北海道ブブは、
7月1日より社名を株式会社MID ALFA(エム・アイ・ディー アルファ※略称MID.α)に変更しました。
そこでMID.α Group代表取締役会長の相川政二氏に、新しい社名に込めた思い、
これからの事業の展開について語ってもらいました。

北海道ブブとして歴史を築いてきた御社が、
このタイミングでMID ALFAへと社名を変更。
その理由をお聞かせください。
 わが社は、2003年に東京進出を果たしました。池袋にオープンさせたアウディのショールームが、道外第1号店です。その際、「北海道の会社が、なぜ東京に?」という言葉を、よくかけられました。その後も順調に関東での店舗数を増やしていく中、北海道の枠を超え、日本のカーディーラーNo.1を目指そうという発想で、社名変更に踏み切りました。
 〈北海道ブブ〉の名前で40年以上営業を続け、築き上げた知名度があり、また愛着もありますが、時代の流れの中で変わることも必要だと捉えました。特に自動車業界は今、時代の転換期を迎えています。そこに対応するためにも、新しい社名が必要でした。もともとは18年頃から社名変更の準備を進めていましたが、コロナ禍で一時中断。やっといいタイミングを迎えられたというところです。
MID ALFAに込めた思いとは?
MIDは、Moving、Inspiring、Discoveringの頭文字を取ったものです。Movingは「新しい可能性へ走り続ける」、Inspiringは「お客さまに感動を贈り続ける」、そしてDiscoveringは、「人生における価値を発見し続ける」という意味です。ALPHAは、ギリシャ語で未知数を意味しますから、どこまでも可能性を広げるという思いを込めて、MID ALFA(エム・アイ・ディー アルファ)と命名しました。通称〈MID.α(ミッドアルファ)〉として、親しんでいただけたらと思っています。
株式会社MID ALPA 代表取締役会長 相川 政二 氏
MID.α Group
株式会社MID ALFA 代表取締役会長
相川 政二
1956年7月4日生まれ(66歳)。富山県出身。株式会社光岡自動車入社後、82年に札幌支社開設に携わる。92年、光岡自動車札幌支社を株式会社ブブ札幌として分社化。95年、株式会社北海道ブブ設立。2023年7月、MID ALFAに社名変更。代表取締役会長としてグループを率いる。
キャッチコピーも一新されました。コンセプトを教えてください。
キャッチコピーも一新されました。
コンセプトを教えてください。
 社名変更に伴い、「Beyond Your Life」というキャッチコピーを付けました。「人生に想像を超える価値を提供する」ことを意味します。私たちの基本方針の一つに、「車を通じて社会に貢献する」という考え方があります。私たちが扱う車は、海外の高級車です。一般の車からすると、少し値が張ります。若い頃は国産車から乗り始めて、社会的ステータスが上がると、それに見合った車に乗り換え、徐々にレベルアップしていく。そうやって夢や希望を膨らませ、人生を楽しむことを提供したいと考えています。常に“いま”を超えて行く。これは永遠のテーマです。会社も少しずつ大きくなっていくもの。そのためにも新しい展開を常に考えておかなくては。
常に変化しながら前進していく。
常に変化しながら前進していく。まさに御社が新たに取り組んでおられますが、店舗への太陽光パネルの設置もその一つでしょうか。
 そうですね。新設するフェラーリのショールームには太陽光パネルを設置し、自家発電にも取り組みます。自動車は、CO2を排出しない電気自動車へと変わってきています。その流れはどんどん加速します。ならば自動車を扱うショールームも、環境に配慮したつくりにしなくてはという方針です。また日本は災害大国といわれるように、地震などが頻繁に起きています。万が一の時に、電力を確保できる充電施設・蓄電設備を整え、災害に強い店づくりを強化していこうと考えています。
特に自動車業界は、ヨーロッパを中心に、環境に配慮する動きが激変しています。御社が持続可能な取り組みに力を入れる背景には、そのあたりの変化も影響がありますか。
 私たちが主に扱っているのは、ドイツやイタリアをはじめとするヨーロッパの車です。特にドイツではカーボンニュートラルを含め、25年までにさまざまな目標を達成するため規制が進んでいます。26年以降、ヨーロッパの車はガラリと変わるでしょう。その時は、もうすぐそこまで来ています。そうした点で、日本はずいぶんと遅れを取っています。しかし輸入車のディーラーである私たちは、そこに対応しなくてはいけない。当社の主力であるアウディも、数々の電気自動車を発売しています。ヨーロッパでは、ガソリン車から電気自動車へ、ものすごいスピードで切り替わっています。私たちも急いで態勢を整えなくては。そのために、給電車の準備を進めています。
なぜ、給電車の整備を急がれるのでしょうか。
 日本国内における電気自動車の充電施設は、圧倒的に不足しています。北海道で、急速充電ができるスポットは、現状382(23年6月現在)にとどまっています。広大な北海道、万が一遠隔地で車が止まってしまった場合、近くに充電する施設がないという事態も考えられます。しかも、急速充電でなければ、そこで2、3時間足止めされてしまう。ですから、当社では30分から1時間で急速充電ができて、なおかつ緊急時に出動ができる給電車を3台、用意しています。これは災害時にも避難場所などで電力供給のサポートが可能です。
さまざまな取り組みの幅を広げる中で、不動産事業など、新たな事業展開も進めていますね。
さまざまな取り組みの幅を広げる中で、不動産事業など、新たな事業展開も進めていますね。
 不動産事業への挑戦は、当社の若いスタッフを見ていて、これは車と似ていると思ったのがきっかけです。若いときは多くの人が、新車ではなく中古車を購入します。中古マンションのリノベーションと中古車の再生は、どこか似ている。若いうちに不動産を手にして、社会的信用を築くのは大事なことです。そうして、先ほどもお話ししたように、人生を少しずつレベルアップさせ、いつか新築の住宅を購入する。これが人生の励みにも繋がるのではないかと考え、不動産事業をサービスの一つとして展開しようと考えています。家は住む人のライフステージの変化によって、必要な立地や広さが変わるもの。ですから、売りやすい環境、買いやすい環境が求められます。そういう面では不動産の販売も変化していくのではないかと思っています。
 輸入車市場は、国産車と比べて変化の流れがとても早い。26年あたりから、一気に変わると予想しています。われわれが販売する車も、その頃には間違いなく半分以上が電気自動車になるのではないでしょうか。そうなると、住宅に充電設備が必要になります。そこで、EV車付きマンションを開発し、充電設備を整えた住環境の提案も進める方針です。実現に向けては、電力会社のお力も拝借しなくてはなりません。
不動産事業のほかにも、展開される予定は?
不動産事業のほかにも、展開される予定は?
 すでに輸入車の個人間売買を仲介する「シフトゲートジャパン」という新サービスを展開しています。欧米では個人間で車を売買するのは、日常的なことですが、日本ではまだそれほど活発ではありません。「シフトゲートジャパン」は、当社のこれまでの経験と信頼を生かし、個人間での売買をサポートするインターネットサービスです。全国の正規ディーラーさんたちとも協業し、お客さまのフォローもしっかりできるような態勢を取りたいと考えています。こちらも今後、伸びてくるのではと期待しているところです。
 また輸入車ディーラーとして培った繋がりを活かし、ヨーロッパ各国のハンドメード作家が手がけた雑貨や質の高いワインなどを扱うショップの展開も考えています。大手のスーパーや量販店では扱わないような小さなブランドにスポットを当てて買い付け、店頭に並べたい。さらに、北海道の素晴らしい物産品を関東のお客さまにご紹介する事業も考えています。
常にその先へと、新しいことにチャレンジされているように感じますが、その原動力はどこから?
 社名変更や新事業など、構想からすぐに実現させたわけではなく、かなり前から考えていて、失敗もしています。これまで嫌というほど逆境も経験しましたが、逆境に対して悲観的にはならないことです。周りが不景気だといっても、今がチャンスだと思うようにする。必要なのは、やはり目標です。北海道で一番になるといったら、そこで終わってしまう。日本で一番になるという、さらに高い目標を持つことが大切ですね。失敗したり、間違ったりしたら素直に謝って、次に進むこと。失敗をいつまでも引きずってはいけません。やはり、切り替えですよ。
 社名変更についても、「北海道ブブとして知名度を築いたのにもったいない」という意見もありました。しかし、その名前があるがゆえに新しいことへの挑戦がしづらくなってしまうこともある。それならば、一度切り替えて社名を変更し、より良い会社をつくるチャンスにする。私はそう前向きに考えています。
 新しい社名MID ALFAは、「エム・アイ・ディー アルファ」と読み、私たちは「MID.α」と記します。親しみを込めて「ミッド.アルファ」と呼んでいただければ幸いです。
不動産事業のほかにも、展開される予定は?
不動産事業のほかにも、展開される予定は?
北海道新聞 執行役員 営業局長 三浦辰治

聞き手:
北海道新聞社 執行役員 営業局長 三浦辰治

企画制作:北海道新聞社営業局 提供:MID ALFA