プロジェクト活動レポート/
ミルクは牛からの、愛情のおすそわけ
学校給食に欠かせない食品、牛乳を通して北海道の酪農を学ぶプロジェクト。札幌市立山鼻中学校の2年生75名のみんなと学びました!
●特別出張授業「北海道の酪農をモ〜ッと学ぼう!」〜知って、体験して、考える〜を開催しました。
講師を務められたのは、よつ葉乳業株式会社 総務広報グループの大石和恵さんです。
●牛乳は生き物からの「恵み」
お乳は本来、子牛を育てるためのもの。子牛が飲む量を超えたお乳を、分けてもらっています。
酪農家さんは1日2回以上の搾乳をはじめ、牛舎の掃除や牧草地の手入れ、牛の健康管理を365日続けています。季節やエサの違いにより、乳脂肪分も変化します。つまり牛乳は、「農産物」なのです。
●安心して飲める牛乳を「作る」
搾りたての牛のお乳が「生乳」。牛乳も、チーズもヨーグルトも、すべて生乳からできています。
生乳は新鮮なまま冷却運搬され工場へ。目に見えない微細なごみを取り、加熱殺菌、さらに生乳の中にある脂肪球を細かくして、口あたりや消化吸収を高める加工をして牛乳になります。
●ふってふって!バター作り体験
生クリームを入れた容器を上下に激しくシェイク!液体が、固形のバターに!
各クラスの代表者が挑戦。みんなが応援する中、4分間ほど容器をふり続けると、液体がペースト状になり、やがて固形に!激しくふることで生クリームの中にある脂肪球のうすい膜が破れます。すると中の脂肪同士がくっついてかたまりとなり、白い液体(バターミルク)とバターに分離するのです。
●授業の後は給食!牛乳いただきます!
カレーライスと相性ぴったり!飲み終えた牛乳パックを開くと、“リサイクルありがとう”の文字が!
よつ葉乳業では給食のストローを紙製に切り替えるなど、プラごみの削減に取り組んでいます。