ITの力で根室に革新の種を蒔く
濵屋 雄太 さん27歳
根室在住のプログラマー
1991年、根室市生まれ。2010年秋田にある国際教養大学へ進学し、1年間のワシントン留学を経験。卒業後の14年から英語を活かし、神戸製鋼所に勤務。同時に独学で2年間Webについて学び、16年神奈川県で独立。拠点を根室へ移し、現在に至る。
TALK.01
どんなお仕事をしていますか?
僕は今、根室でWeb制作の会社を運営しています。具体的にはホームページ制作やアプリ開発、既存のホームページの管理や更新を行っています。ITの強みを活かして、道東に限らず根室以外で働く仲間と遠隔でつながり、仕事をしています。様々な経験をして感じたのは、何をするにしても技術力が大事だということ。僕自身そこで身につけようと思ったのが、Web制作でした。
TALK.02
根室ではたらくことについて
根室に帰ろうと決意したのは、先細りする地元の未来に何かしたいと思ったからです。僕は当時神奈川県で暮らしていて、「よそ者・若者・バカ者」3拍子揃っているな、と(笑)。Uターンを進めてくれた友人もいて、根室にない新しい何かができるかもしれないと思いました。今はそれが観光だと思っています。食べ物もおいしいですが、一番の魅力は歴史と風景ではないでしょうか。トーチカのような戦争遺構が未だ残っていますし、開拓の歴史もあります。荒れ狂う波や切り立った崖に遺構が見られる風景は、今までと違う北海道の新たな魅力です。これは来て見て学んでようやく実感できるものだと思います。だからこそ観光資源になり得るんです。
TALK.03
これからの「はたらく」について
根室の魅力は多くの人に知られていませんし、情報発信をしても難しいと思われているように感じます。しかし僕は根室が栄えるきっかけになるものこそ、観光だと信じています。まずはITの力で食のあり方や売り方を変える、そして根室へ観光に訪れたいと思う人を増やしていきたいですね。