「神は細部に
宿る」を
体現する
切り絵アート
樫尾 容子 さん
曼陀羅切り絵師
釧路市生まれ。高校卒業後、服飾系専門学校へ進学。結婚後パートナーの転勤に伴い、旭川市、帯広市、釧路市を約3年ペースで転居。2021年5月に帰釧。同年6月にフランス・パリで開催された国際アートフェア「サロン・アート・ショッピング・パリ」に作品が出展される。
TALK.01
どんなお仕事をしていますか?
趣味で切り絵をたしなんでいて、2019年からSNSを使って製作工程や作品を紹介しています。曼陀羅切り絵を始めたのは2019年4月頃からです。作品づくりの基本はA4サイズで、10cmほどの小さな図案からアートフェアに出展したA2サイズまであります。今までに100点ほどの作品を手掛けています。
TALK.02
始めたキッカケを教えてください。
幼い頃から細かな作業が好きで、裁縫、レース編みなどをパートや家事の合間に楽しんでいました。切り絵は当時始めていた大人の塗り絵の線をつなげて切り絵にしたら楽しいかもと思ったことがきっかけです。ある程度できるようになると飽きてしまうことが多かったのですが、切り絵はどんどん別の作品が作りたくなりました。誰かに見てもらいたいと思い始めた頃、簡単に曼陀羅模様が描けるイラストアプリを見つけたんです。構図もオリジナルの作品作りができると、曼陀羅切り絵がスタートしました。SNSで公開しながら作品作りを楽しんでいたら国際アートフェアのお話をいただくことにつながったんです。何かの間違いなんじゃないかと思ったときもありましたが、せっかくの機会だと参加を決めました。人とのつながりなどを表現したいとテーマを「命」と決め、数ヶ月で作品を仕上げたんです。
TALK.03
今後の展望を教えてください。
今後は依頼があれば切り絵のコツを伝えるワークショップを開催したり、企業から個人までオーダーアートにも挑戦したいですね。市内のギャラリーでパリから戻る作品を含めた個展も考えています。