釧路人 人のように動物を、 動物のように人を撮る

森山 雅友(もりやま まさとも)さん
vol11

森山 雅友もりやま まさとも さん39歳

フォトグラファー

1980年、長崎県出身。徳島文理大学在学時に、友人の薦めで写真を撮り始める。卒業後、オーストラリアで3カ月間ワーキングホリデーを経験し、趣味を仕事にしたいと決意。東京都、群馬県、埼玉県で約3年間ブライダルスタジオでカメラマンを経験。その後、フリーカメラマンとして独立。ブライダルや学校、広告関係の撮影を行いながら、離島などの野生動物を撮る魅力にハマる。より日常的に動物と接する ため、2018年6月に釧路を拠点とする。

TALK.01

このお仕事をはじめたキッカケはなんですか?

写真はインスタントカメラで撮り始めたのがキッカケでした。2,000枚くらい撮影していたら、友人が誕生日にカメラを贈ってくれたんです。興味があることが仕事になったら最高だと思い、辛くなるまでやってみようとカメラマンとして仕事をすることに決めました。フリーになってからは少しずつ撮影の幅を広げて、幼稚園や広告の撮影も経験しましたね。野生動物を撮り始めたのは5年前からです。

TALK.02

思い出深い撮影はありますか?

 友人が離島の遺跡群を世界遺産にする活動をしていて、その撮影をするため野生のシカだけが住む野崎島へ1週間滞在することになったときです。夕暮れをバックに、カラスを背に乗せたシカのシルエットがあって、思わずシャッターを切りました。今まで撮影した中で一番おもしろかったし、ワクワクしましたね。そこからニホンザルの住む幸島、うさぎの住む大久野島、馬の住む都井岬などに通って野生動物を撮影しました。

TALK.03

釧路への移住を決めたのはなぜですか?

 知床も訪れたことがあり、日常的に野生動物と出会える可能性の高い釧路への移住を決めたんです。 道東は野生動物の宝庫ですが、他地域と違って全く人慣れしていません。野生動物らしい一連の動きを撮りたいと思っているので、なかなか難しい部分です。そのため野生動物の習性や距離感を学ぶためにカヌーガイドも行っています。霧などを絡めたここでしか撮れない動物の写真を撮りたいですね。ワイルドライフなどの世界的賞をとることが目標です。

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