香りで想う
浜中の自然
髙山 真由子 さん30歳
LandEdge
精油&ガイド担当 木育マイスター
浜中町生まれ。北海道教育大学釧路校を卒業後、NPO法人霧多布湿原ナショナルトラストに就職。木育マイスターの資格取得を機に、木のある暮らしに興味を抱く。2019年LandEdgeに転職。精油販売を始める。
TALK.01
どんなお仕事をしていますか?
LandEdgeはカヌー、カヤック、トレッキング、サイクリングのアクティビティツアーを行っています。アクティビティのひとつとして、私はトドマツの枝葉から作る「精油の蒸留体験ツアー」を担当。その他、町有林間伐の際に廃棄される枝葉を有効利用して、精油「とどろっぷ」、アウトドアスプレーを販売しています。
TALK.02
始めたキッカケを教えてください。
トドマツの精油づくりは前職から体験ツアーとして行っていて、お客さんから「販売して欲しい」という声が多かったため、商品化に踏み切りました。木育マイスター資格を取った頃から木を身近に感じる暮らしにどんどん興味が湧き、木育を仕事にできるLandEdgeに転職を決めたんです。本格的な精油づくりを始めて驚いたのは、同じトドマツでも季節、場所、蒸留の火加減などあらゆる条件で、絶妙に香りが変わることです。個人的には冬場に作ったオイルが濃厚に感じますが、その時々の自然そのものが精油を通して感じられると思っています。さまざまな場所でワークショップを行いながら、木を身近に感じられる活動を続けています。また、よりトドマツを有効利用できる手段を探し、トドマツの葉を漬け込んだJA浜中限定販売のクラフトビール「週末 トドマツ 君を待つ。」の開発にも関わりました。
TALK.03
どんなことを大切にしていますか?
香りは大脳に直接働きかける記憶として残りやすいものです。ワークショップやツアーを通して、思い出を追体験したり浜中町を思い出して欲しいと思っています。木が身近にあることを感じて欲しいですね。