「洞爺湖ウォーク」を開催しました。

5月18日(日)晴れ
8:50 バスで洞爺湖へ出発!
参加者は、応募者の中から抽選で選ばれた親子10組。車窓から見える木や植物を題材に小野先生(北大大学院教授)の自然のお話がスタートしました。「北海道の森林は、針葉樹と広葉樹が入り混じった世界でも珍しい森林って知ってましたか?」のお話から、樹木や植物、樹木や植物と昆虫や鳥の関係などなど、移動中、ずーっと楽しくてためになるお話をしてくれました。
11:15 西山山麓火口に到着!
小野先生のお話を聞きながら西山山麓火口の散策路を歩きました。 2003年の有珠山の噴火で途中で寸断されてしまった道路や、アスファルトがめくれ上がって傾いた道路、アスファルトがめくれ上がって傾いた道路、沢の下流が隆起して堰きとめられて新しくできた沼など噴火の爪あとがそのまま残っていて、噴火のすごさと恐さをまざまざと感じました。沼には国道230号が水没しているそうです。地面が80メートルも隆起して出来た新山もあるそうです。
12:00 あの「ウィンザーホテル・洞爺」に到着!
洞爺湖を眼下に見下ろす高台にあります。大きい!豪華! 7月7日から9日に開催される「洞爺湖サミット」の会場になるホテルです。レストランで、ランチバインキングをいただきました。BGMはハープの生演奏が奏でるディズニーメドレー。窓の外には、思いがけない自然のお客者、キタキツネも顔を見せてくれましたよ。
13:30 遊覧船乗り場に到着。中島へ!
遊覧船乗り場で洞爺ガイドセンターのネイチャーガイド、飯田さんとドッキング。 中島は、洞爺湖に浮かぶ4つの島の総称。一番大きな大島にはたくさんの野生ジカが生息しています。洞爺湖一帯は、10万年前位までは平らな原野だったそうです。激しい火山活動によって中島とカルデラ湖が誕生しました。飯田さんが紙芝居で教えてくれました。 中島に到着。飯田さんのガイドで森の中を散策。耳を澄ますと何か声が聞こえてきます。エゾハルゼミでした。樹木の幹にたくさんの抜け殻を発見。いつもなら6月に見られるそうですが、今年は1ケ月近く早いとのこと。これも温暖化の影響でしょうか? ヤマゲラ、野生ジカの食痕や樹木の幹で角を削った痕、野生ジカのサニー、なっちゃんにも会えました。食べ物が少なくて残念ながら生命が尽きてしまった野生ジカの死骸も発見しました。
15:25 遊覧船で湖岸へ。札幌へ
18:30 札幌到着
みなさんお疲れさまでした。
参加してくれた子どもたちの感想文の一部をご紹介します。
◎吉田 葵葉 さん 10歳
・やせいのしかをみたことがなかったのでおもしろかった。
・コブハクチョウがかわいかった。
・色々な植物の説明をしてくれたから楽しかった。
◎奥田 駿祐 さん 10歳
・シカの足あとや、ふん、角をけずったあとがすごかった。
・ヤマゲラやセミのぬけがらがすごかった。
◎吉田 能 さん 11歳
・中島に行ってエゾシカに会えて楽しかったです。
・ネイチャーガイドの飯田さんの説明がよくわかりました。
・北大の先生のいろんな話を聞くことができてよかったです。
学校に行ったらみんなに話します。
◎三池 杏佳 さん 11歳
 今日一日、環境問題について、みんなで考えた中で私にとって知らないことがたくさんありました。私は、いつも気を付けていることは、エコバックを必ず持っていくこと。前は、ふつうにレジぶくろをもらっていたけれど、今は気を付けるようになりました。
 今日一日、島の動物たちを見ていて、この動物たちを守るために自然というものを大切にしていかなければならないんだと改めて実感しました。私は地球が美しく、そしてきれいになるようこれからはエコという事場をもとに生活していければと思っています。これをきかいに自然をこわすことのないようにしていきたいと思っています。どうも一日ありがとうございました。
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