食べ物とは思えないリアルさで、全国からオーダー多数!
笹田 悟子 さん36歳
オーダー専門ケーキ職人
1981年、厚岸町生まれ。長女・あんじちゃんのバースデーケーキを作ったことをキッカケに、手の込んだケーキ作りを始める。 友人や知り合いの口コミで話題となり、2015年にオーダーメイドケーキ専門の「Dear Angie」をオープン。現在は全国からオーダーを受け付けている。
TALK.01
このお仕事を始めたキッカケはなんですか?
キッカケは娘を驚かせるために、子供向けアニメのキャラクターを絵の具のようにチョコで描いたケーキです。元々お菓子作りが趣味ではなかったので、作るのに10時間くらいかかりましたね(笑)。それが楽しくてネットや本で調べるようになって、今一番注文が多いのも似顔絵ケーキです。3Dケーキを作り始めたのは5、6年前ですね。得意なモチーフは魚介類で、どんな食材を使ってリアルなケーキにするかは直感で試しています。
TALK.02
こだわっていることはありますか?
今は全国からケーキのオーダーがあって1日あたり1、2個製作しています。見たときに驚いて欲しいので、魚介類の注文を受けたときには食べるのが好きなのか、釣りあげるのが好きなのか聞きます。例えば以前釣り好きな人から注文を受けたヘラブナは、釣り上げた瞬間目が下を向くんです。ケーキは釣り上げた瞬間を意識して、その海の写真を土台に貼って、目を下に向けたヘラブナを作りました。私のケーキは披露したときの感想をいただくことが多いんですが、そのときもここまで再現してくれるとはと喜んでもらいました。そうしたこだわりに気付いてくれると嬉しいですね。今までのケーキで思い出深いのは、ウエディング用に作ったゾンビと70cmくらいあるクエです。ずっと作りたいと思っているモチーフはダイオウイカ。2メートルくらいで作ってみたいので、水族館関係の方から注文が来ないかな~と思っています(笑)。
TALK.03
ケーキ作りで大切にしていることを教えてください
ケーキは自分がもらって嬉しいかどうかを大切にしています。時間もかかりますし、金額も正直ギリギリですが、考えて作ったものを喜んでもらえるのが嬉しいです。楽しく作れるうちは続けていきたいですね。