エココラム

お天気キャスター菅井貴子のエココラム

フリーキャスター 菅井貴子(すがいたかこ)
横浜市出身。
明治大学理工学部数学科卒業。
首都圏をはじめ、全国各放送局にて、
天気予報や環境番組のキャスターを勤める。
2005年から北海道に移住。
気象予報士・防災士・CFPなどの資格も有する。
小中学校への環境出前授業や講演、コラム執筆なども行うほか2009年11月には「なるほど!北海道のお天気」
(北海道新聞社)を出版。

海からのメッセージ

「潮風が気持ち良いです。カモメの足跡かな…。逆「小」の文字が砂浜に続いています。波ってすごい。小粒の砂を奇麗に並べたり、持ち上げることもできないくらいの流木を岸にまで運びます。繊細で力強い海。本当に海は広いな、大きいな。 足元に穴あき貝とペットボトル。どこから来たのかな? 貝は海底。ペットボトルは? 海から来たの? 海にはどうやって行ったの? 分かってる…。わたしたちが海に捨てた…。海に捨てたら見えなくなって、わたしたちは身軽になった気がした…。循環…。無くなる訳じゃない。
海が返してくれた。ちゃんと片付けなさいって」

1/fゆらぎ

「そよ風、雨音、波の音や、星の瞬きって、心地よく感じませんか?」。強まったり、弱まったり微妙に変化して、規則性もありません。実は、この不安定さが、人に心地よさを与えています。
自然界の現象には、「1/fゆらぎ」(fは周波数。周波数の逆数にかかわる理論です)と呼ばれる独特のリズムがあり、人を快適にさせることが分かっています。なぜなら、心拍も、「1/fゆらぎ」のパターンだからです。鼓動や脈は、時々速くなったり、ゆっくりになったり。人間も自然界のリズムで、生きているのですね。
キャンドルの明かりも、「1/fゆらぎ」。つまり、人が気持ちよく感じる揺らめきです。癒やしの炎は、自然や環境のリズムに調和をしている証し。キャンドルに包まれた夜は、新しいエコアイデアも生まれるかもしれませんね。

循環型社会の実現

北海道エコ・アクションが掲げる柱の一つ「循環型社会の実現」
お天気の世界では、実現しているんですよ。
たとえば、雨。
海の水が集まって出来た雨雲は、風で運ばれ、大地に雨を降らせます。 土からあふれた雨水は、川を下って、海にかえります。そしてまた、雨雲になって・・・。
自然の力だけで回っている最も効率のいい循環です。

北海道エコ・アクション、この雨のサイクルに、ちょっと、似ていませんか?
道民やオフィシャルサポーターの気持ちが集まったエコ雨雲は、期待の風で運ばれて、夢の活動に恵みの雨をもたらします。
夢は育って大きく膨らんで、北海道全体をさらに豊かに潤してくれる。
なかなか素敵なこの循環、雨の役目、風の役目、夢を担う役・・・色々な参加もできそう。
皆さんも、行動してみませんか?

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