小野有五
PROFILE●1948年東京生まれ。小学校では昆虫少年、中学校時代に山と化石の面白さを知り、大学では地質学を専攻。氷河を研究して氷河時代から現在までの山の自然の歴史をさぐる。日本の山ばかりではなくアルプスやヒマラヤの山々にも登る。日本で最もよく自然が残っているはずの北海道でも、どんどん自然が破壊されていく様子を見て、自然保護を目指した活動も始める。若い人に自然の大切さ、一人一人の個性を知ってほしいと書いた児童書「自然をみつける物語」(全4巻)が第44回産経児童出版文化賞を受賞。北海道大学・大学院地球科学研究院教授。また市民団体「北海道の森と川を語る会」の代表も務める。