北海道のみなさん、未来のために行動しましょう
どんどん暑くなっている現在の地球
今年の日本の夏は記録的な猛暑でした。8月16日には本州の2カ所で40.9℃を記録。観測史上国内最高気温を74年ぶりに塗り替えたほか、全国101地点でも観測史上最高気温を記録しました。気温が上がっているのは日本だけではありません。20世紀の100年間に地球の平均気温は0.7℃上昇し、特に1990年代の10年間は過去1000年で最も暑い10年になりました。このため北極海の氷がとけ、アルプスなどの氷河も大きく後退しています。また大型の台風やハリケーン、竜巻などの異常気象や、洪水、干ばつも増え、大きな被害を与えています。
地球本来の自然を大きく逸脱
地球温暖化の最大の原因は、大気中に含まれる二酸化炭素(CO2)やメタンなどの「温室効果ガス」です。このガスは太陽からの熱エネルギーを地球の外に逃がさないために大切なものですが、必要以上に増えると地球全体の気温が大きく上昇してしまいます。大気中のCO2濃度は、産業革命が起こった18〜19世紀からの200年間に約35%も増加しました。CO2濃度からみれば、地球はすでにその本来の自然を大きく逸脱し、とても自然とはいえない状態になってしまっているのです。
今こそCO2を減らすための「行動」を
地球の“いま”について知り、暮らしの中から温暖化対策に取り組むことで、より地球にやさしい生き方をこの北海道から発信していく。そんな『地球にやさしい・エコプロジェクト』のテーマに僕は共感し、参加を決めました。一人一人ができることは小さいかもしれません。でも、それが波紋のように広がり、この北海道を、そして地球の環境を変えていく姿をイマジン(想像)しましょう。毎日の暮らし方をちょっと変える、北海道にあるムダなものをちょっとでも減らす。それだけで、CO2を確実に減らすことができるのです。どんな方法でやるかはあなた次第。ここでいっしょに学び、いっしょに行動してみませんか?
参考資料:IPCC(気候変動に関する政府間パネル)第4次評価報告書