第9回冬の室温4℃ダウン。窓エコで快適さを実現!
北海道で唯一断熱・結露ナノコートの塗布を行っている(株)シーエンス。オフィスは札幌にあり、チームマイナス6%の取り組みにも参加しています。私たちはこの会社の社長である、田中浩幸さんにお話を伺いました。
夏も冬も効果あり
断熱・結露ナノコート
そもそもシーエンスは企業から依頼された各種の調査を行う会社でしたが、その頃に行っていた、電話代の10%をワンガリ・マータイさんが提唱したグリーンベルト運動に寄付するという活動をきっかけとして、2年前から断熱・結露ナノコートを塗布する仕事を開始しました。 住宅の中で一番熱の出入りの多い窓にナノコートを塗布することによって、熱の出入りを抑えることが可能になります。そのため、「夏は涼しく、冬は暖かい」状態にすることができるのです。田中さんが実際に実験してくださったので、私たちもその効果を肌で感じることができました。
24℃から20℃に
塗るだけで節約・省エネに効果
断熱・結露ナノコートを塗布することで、どのような節約・省エネができるのか? まずは、塗布することで室内が「魔法瓶」のような状態になるので、冷暖房費の削減が可能です。実際にナノコートを塗布している社内では、以前に比べて設定温度を4℃下げ、20℃にしていました。しかし、私たちは寒さを感じることはまったくありませんでした。さらに、ナノコートは、窓ガラスを新しいものに変えずに、今使用しているものに透明な断熱塗剤を塗布するだけなので、廃棄物が出ず、コストも抑えられます。また、10年間はがれることはないそうです。 このようにナノコートを塗布することで、身近なところから節約・省エネをすることができるのです。
身近なことから始める!
賢い生活しませんか?
田中さんは「エコ」というと「エコロジー(環境)」よりも「エコノミー(省エネ)」の方をまず思い浮かべるそうです。“北極の氷が溶けて白熊が困っている”といわれてもイメージしづらいけれど、家計の負担を少しでも減らすように節約の工夫をすることが、実は地球温暖化対策につながっていた!という“賢い生活”を提案していました。環境をまったく壊さずに生活することはできません。ですから普通の生活のなかでできる「省エネ」をすることが大切です。クールビズとかウォームビズと言って、ことさらおおげさにする必要はないのです。身近な小さなことでも、個人個人が気をつけることがみんなのためになっていくと田中さんは考えていらっしゃいます。