第7回北海道から冬のエコをもっと!
今回20℃ジュニア応援隊の取材先は、札幌で数々のエコ商品を開発しているエコモット(株)。その営業部長の大石守さんに、私たちのできるエコについて教えていただきました。
「エコ」と
「携帯電話」との合作
「ECOMOTT」(エコモット)という会社名は、環境の「ECO」とモバイルの「MO」、北海道の人と人が協力し合うという意味の「TT」から成っています。そしてその名の通り、携帯電話を利用してエコな環境を作り出す商品がロードヒーティング監視サービス「ゆりもっと」です。これは、携帯電波の届く場所なら遠隔地にいても路面状況を写真で確認でき、なおかつ、融雪システムを操作することができるシステムです。その結果、ボイラー燃料の無駄遣いをなくし、コストも削減。CO2の排出抑制にもつながります。
全国に認められた
「ゆりもっと」
小さな会社で生まれた「ゆりもっと」。この商品を完成させるのには多大な努力がありました。会社は創業時、現在のビルではなく隙間風が入ってくるような寒い場所にあったそうです。また、エコモットの社長さんや社員の方々はまだお若かったため、先輩会社からは「考えが甘い」など様々な厳しいことを言われたそうです。そんな辛い状況の中誕生した「ゆりもっと」。昨年、見事MCPC awardグランプリノミネート、モバイル中小企業賞を受賞しました。これにより、道内はもちろん、全国からも「ゆりもっと」が注目され始めました。
暖房も融雪も
エコロジーを人にもっと
大石さんは今後について「ゆりもっとという新しい商品が、これからのロードヒーティングの常識になれば良い。そして私たちは一つ一つ今できることをやっていきたい」とおっしゃっていました。また、エコについては、「社名の通り、社員一同今以上にエコに関心を持ち、考えていかなければならない」とおっしゃっています。実際、エコモットの社員の方は、過度な暖房に頼らないようオリジナルのお揃いのフリースを着用し仕事をなさっていました。また、大石さんは室内でも厚手のズボンを履き寒さ対策を図っていました。 そして現在、ご近所のご近所によるご近所のための除雪チーム「除雪ファイターズ」が作られています。これは、ロードヒーティングで追いつかない積雪を人の力で除雪し、その分、除雪に関る灯油を削減するというものです。最終的にはCO2とコスト削減に寄与する組織を目指しているそうです。