
紙と森のかかわりや
CO2吸収について、
もうちょっと考えてみよう
木を使うと森が減ってしまう。そう思っている人もいるじゃろうが、切ったあとにきちんと植えて育てたり、森の成長以上に木を切らなければ大丈夫。日本の製紙会社は、世界各国で森づくりをしているのさ。
植林面積は東京ドーム13万個分
紙の原料・木材は、再生可能な資源。収穫後に植林するサイクルを循環させることで、持続的な森林経営を行うことができます。日本は紙の安定供給のために、世界各地で森を育てており、これまで植林した面積は、東京ドーム13万個分の広さに及びます。
●地球温暖化防止にも貢献
成長がほぼ停止している成木より、成長中の若木のほうが、CO2の吸収能力が高いのはご存じですか。植林地には若木が豊富なため、温暖化の一因であるCO2の削減に役立っています。
●世界の森を守るために
赤道を中心とした発展途上国では、森林の減少が起きています。生活をしていくために木材を燃料としたり、森林を焼き払って畑をつくっているためです。なかには違法伐採もあることから、日本は紙づくりに違法伐採された木材を使わない対策を講じています。

※参考資料 日本製紙連合会ウェブサイト