
「住民参加の川づくり有志の会」
(江別市)の取り組み
江別を流れる篠津川のほとりに、中津湖という沼がある。ヘラブナや水鳥がすむ、とてもきれいな所じゃよ。この環境を守っているのが「住民参加の川づくり有志の会」の皆さんじゃ。近くの農家の方たちがつくった団体で、LION TOPエコプロジェクト「第2回きれいな川と暮らそう」基金の助成先にも選ばれておる。代表の桑原さんにお話を聞いてみよう。
中津湖の自然環境をわたしたちの手で未来へ
「10年前から中津湖と篠津川のごみを拾うイベント「篠津川の環境整備」を実施しています。この辺りは大量のごみが不法に投棄されていた場所。自分たちが生まれ育った地域が汚れ、荒廃していくことに心が痛み、近隣の仲間とごみ拾いを始めたのが最初です。今では住人やヘラブナ釣りの愛好家、遠方の方など二百人が参加する行事に発展し、捨てられるごみの量も激減。自然豊かな場所として認知度も上がりました。3年前より「篠津兵村フットパス」という名のウオーキングルートも整備。中津湖へ来たのをきっかけに、江別の野菜やお米のファンになる方が増えるなどの広がりも出てきました。
今回、「きれいな川と暮らそう」基金の助成先に選ばれたことは非常に光栄です。助成金は地域おこしの啓発活動に活用させていただきます。」
※参考資料 環境省ウェブサイトほか