若者の海外旅行支援 ~旅は人を育む~

若者の旅行離れが深刻化する中で、道は経済界などと連携し、海外教育旅行支援事業の取組を行っています。

海外教育旅行支援を活用して
マレーシアで異文化に触れる旅へ

札幌国際大学観光学部の田中仁美さん、朝日玲衣さん、塚原由大さん、櫻井裕也さんは、道の海外教育旅行支援事業を活用し、9月初旬、マレーシアへ出発。観光ビジネスと異文化に触れる旅を行いました。
現地では、マレーシアに住む方々との交流のほか、マレーシア最大規模の旅行博・MATTA(マッタ)フェアへ北海道観光振興機構と共に参加するなどの体験をしました。学生たちは、初めてのマレーシアで人々の文化や生活習慣に接し、自らの生き方も見つめ直す機会になったと言います。
「学生たちは、今回の経験が自信となって前向きに行動するようになりました。さらに、現地の人々の話を聞き、さまざまな知識を得たことで、知の楽しさを感じるようになったと思われます」と札幌国際大学の千葉里美先生は話します。

旅行博で北海道を発信・グルメ・現地の人々との交流

若者たちの意識は世界へ
未来へ動き始めた

若者の旅行離れが進んでいるといわれる昨今ですが、千葉先生は海外旅行の大切さをこう語ります。
「今回の学生たちは、さまざまな文化が混ざり合う多国籍文化の国を目の当たりにし、グローバル化を肌で感じとったはず。世界の中で、自分がどう考え、どういうビジネス感覚を持つかを問う。その経験は、若者にとって必要だと思います」
「日本・海外に関心を持てるように変わった」「世界中を旅したい」「人との出会いを大切にしたい」「将来は海外で働きたい」と語る学生たち。マレーシア旅行がきっかけとなり、それぞれの未来へ動き始めています。
「いまはテレビやYou Tubeで世界を簡単に見ることができますが、実際に行って五感で感じるのは全然違う経験。自分の感性を大事にして、海外での経験を持ち帰ってほしい。そして、海外から北海道を見つめ直してほしいですね」
若者の海外旅行は、人と夢を育てる旅。その体験は、未来を切り開く力となるでしょう。

異文化体験

初めて海外旅行に行くならパスポートの取得から

申請に必要なもの 5点 ①一般旅券発給申請書(10年用・5年用/20歳未満は5年用のみの申請です)②写真(パスポート用/規格外のものは受付不可) ③戸籍謄(抄)本  ④本人確認書類 ⑤印鑑 基本的に道内でパスポートを取得できるのは住民票が道内にある方です。道内122市町村(2014年4月1日現在)でパスポート取得が可能です。

HISの学生海外旅行支援プラン!詳しくはコチラのリンク、または店頭にてお問い合わせください。

2014年度 海外教育旅行支援事業のご案内、詳しくはアドレス(北海道総合政策部航空局 国際航空グループのHP)をご覧ください。

今回、マレーシアへ旅をした学生の皆さんが通う札幌国際大学では「地域(北海道)を知り、日本を知り、その上で世界を理解すること」で国際性を身に付け、自ら社会貢献を志すことを重視しています。「観光学部」は全国で二番目に設置され、観光立国、観光立県のため活躍できる人材の育成を目指しています。

【大学問い合わせ先】 札幌市清田区清田4条1丁目4番1号 TEL.011-881-8844

ホームページはこちら
  • EDIT:北海道新聞社広告局/nu
  • TEXT:高崎 克秋
  • 記事公開日:2014年12月2日 朝刊 掲載

育未来計画 Webアーカイブ

  • 「育」未来計画とは?
  • お問い合わせ