雪の楽しさに触れ、仲間との絆を深める。

3月9日・10日の2日間、札幌・滝野すずらん丘陵公園ほかで行われた「ホワイトスクール2019」に、小学生63人が参加しました。子どもたちは雪の中を元気に駆け回り、北海道の冬の素晴らしさをたっぷり体験。雪遊び先生たちと一緒に、雪で遊ぶ楽しさ、仲間と過ごす時間を思い切り満喫しました。

【program1】ホーネッツ・レディース監督兼選手 金 由起子先生の雪中運動会

雪原で班ごとにさまざまな競技でポイントを競う雪中運動会。女子野球クラブチームのホーネッツ・レディースの選手と札幌新陽高校女子硬式野球部の選手がサポートに。人間チューブリレーやダッシュしてフラッグを取り合うリレー、そりすべりリレーの総合ポイントを競いました。子どもたちは、転んだりぶつかったりしながら、元気いっぱいにチャレンジ。みんなの大きな歓声が雪原に響きました。

【program2】ひきつづき、金 由起子先生の
講話「情熱・出会い・野球」

女子野球ワールドカップ日本代表として7大会に出場して5連覇に貢献し、主将やベストナインにも選ばれた金 由起子先生。日本の女子野球を代表する選手として活躍してきた経験からの思いを語りました。「好きなことを本気でやり続けたら助けてくれる人に出会える。大切なのは情熱を持って努力を継続すること」。金先生の熱いメッセージを、子どもたちは真剣な表情で聞き入っていました。

久しぶりに子どもたちと一緒に雪遊びをしてとても楽しかったです。いろんなことに興味を持って、いろんなことを経験して、自分の好きなことに一生懸命になってほしいと思います。

【program3】ダンスインストラクター
HIRAKU先生の ダンスエクササイズ

エクササイズは、ウオーミングアップのストレッチからスタート。徐々にジャンプやステップを交えながらダンスの振り付けモードに。「ケンケンパー、クルリンパー…」とHIRAKU先生の軽快なMCにリードされ、子どもたちは初めてのヒップホップダンスを体験。班ごとの発表では「もっと前に出て自分をアピールして表現しよう」とアドバイスされ、みんなイキイキした表情でチャレンジしました。

ダンスを通して、音楽を聴いて楽しく踊り、多くの人とコミュニケーションを取りながら自分自身を表現してほしい。今回の経験が、この先の学校生活に活かされることを願います。

【program4】さっぽろ雪まつり札幌市大雪像製作委員会 高木 英紀先生の北海道新幹線雪像づくり

テーマは、2030年度開業予定「北海道新幹線」。班ごとに雪の固まりを削り、思い思いのカタチをつくり始めました。高木先生は「雪遊びは自由なもの。ワイワイ楽しみながらつくろう」とアドバイス。リアルな新幹線のカタチを追求する班もあれば、線路やプラットフォーム、駅などのプラスαに力を入れる班も。子どもたちは自由なアイデアを結集して、個性いっぱいの雪像づくりに汗を流しました。

子どもたちは、大人にはない自由な発想で雪像をつくり、私自身も勉強になりました。ここで出会い楽しい時間を過ごした仲間と友情を育み、一生の付き合いをしてほしいですね。

【program5】スキークロスカントリー選手・指導員 江川 聡先生の 歩くスキー授業

全日本スキー選手権ほか数々の大会で優勝経験がある江川先生の指導で、初めての歩くスキーを体験。「前に体重をかける感覚でバランスよく滑ろう」というアドバイスをもとに、子どもたちはゲレンデスキーとは違う感覚に戸惑いながら基本的な滑りをマスターしていきました。上手に斜面を登り滑る子もいれば、転んでしまう子もいる。みんな元気いっぱい、笑顔で雪原を滑走しました。

クロスカントリーは、大自然の中で誰でも簡単に楽しめ、体感やバランス感覚が鍛えられる全身運動。外で遊ぶことが少ない子どもたちに、もっと親しんでほしいと思います。

  • 事業企画:北海道新聞社
  • 旅行企画・実施:日本旅行北海道 札幌支店
  • 協力:一般社団法人A-bank北海道/ポッカサッポロ北海道株式会社
  • 協賛:ホクレン農業協同組合連合会/札幌日産自動車株式会社/
             株式会社GAORA/札幌市新幹線推進室(順不同)
  • EDIT:北海道新聞社営業局/nu
  • TEXT:高崎 克秋
  • PHOTO:川村 勲
  • 記事公開日:2019年3月15日 朝刊 掲載

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