特集 北海道エコ・アクション

ライフ いのちをつなぐ物語×札幌市円山動物園開園60周年 円山動物園で「いのちの大切さ」を学びました。

1時間目 ライフ特別映画試写会 驚き!感動!動物の目線で捉えた奇跡の映像の数々。

1時間目は動物科学館ホールにて、イギリスBBC製作によるネーチャードキュメンタリー映画『ライフ ―いのちをつなぐ物語―』の特別試写会。他の動物が食べない骨を食べて生きるヒゲワシ、地下に巨大な農場を切り開くハキリアリ、家族愛で助け合うアフリカゾウ……最新のカメラ技術を駆使して地球上の陸・海・空に生きる動物を捉えた奇跡の映像は、動物と同じ目線を体感できる臨場感にあふれ、驚きと感動の連続です。子どもも大人も思わず息をのみ、手に汗を握り、クスリと微笑み、身を乗り出して映像に見入った90分間でした。

「ライフ」の迫力ある動物の映像にみんなくぎ付け! 動物

2時間目 円山動物園職員による「どうぶつミニ講座」 動物たちの意外な秘密を教えてもらったよ!

2時間目は、映画『ライフ―いのちをつなぐ物語―』に登場した動物で、円山動物園にもいる動物たちについて、円山動物園経営管理課経営係・朝倉卓也さんが解説してくれるミニ講座。実際にサル山でサルを観察しながらお話を伺う予定でしたが、突然の豪雨と激しい雷が発生!予定を変更して動物園科学館ホールで動物たちの写真を見ながらお話を伺いました。「フサオマキザルは頭が良く、訓練すると介助ザルとして人間を助けてくれる」「ニホンザルは寒くなるほど顔とお尻が赤くなる」など、ユニークなエピソードに、子どもたちも興味深そうに耳を傾けていました。

円山動物園経営管理課経営係・朝倉卓也さん 「どうぶつミニ講座」の様子

3時間目 どうぶつクイズラリー 動物園を回ってクイズの答えを探せ!

最後の授業は「どうぶつクイズラリー」。園内を見学しながらクイズの答えを探します。雨も徐々に小降りになり、間もなく青空が顔を出しました。さっそく園内に飛び出して行く子どもたち、お弁当を食べながら授業の感想を話し合う親子など、それぞれにこの日学んだいのちの素晴らしさをかみしめながら、動物たちと触れ合う1日を楽しんだようです。

[知ってるかな?どうぶつクイズ]
動物 動物 動物 どうぶつクイズラリーの様子

映画を見た参加者の感想!!

札幌市西区・猪熊さん
札幌市西区・猪熊さん
●双子の兄(小学5年生)[写真右]
チーターの三兄弟が協力し合って大きなダチョウをつかまえたのがすごいと思いました。映像も迫力があって面白かった。
●双子の弟(小学5年生)[写真左]
アイベックスの子どもが崖から降りるときキツネに襲われそうになった場面はどきどきした。うまく逃げることができて賢い動物だなと思いました。
●お母さん
動物の親子の姿に自分を重ねて見て、子育てのあり方についてあらためて考えさせられました。チーターの三兄弟が力を合わせて生き抜いたように、わが家の子どもたちも兄弟仲良く、たくましく育ってほしいと思います。
札幌市北区・森さん(小学5年生)
札幌市北区・森さん(小学5年生)
ヤドクガエルが無精卵を産んでオタマジャクシに食べさせていたのは、子孫を残すために進化してきたからなのかな?動物ってすごい!円山動物園にはときどき来ます。大好きなゾウがいないのは寂しいけど、あとでヤドクガエルを見に行こうと思います。
●お母さん
ゴリラのお父さんって、普段はのんびりしているのにいざとなると全力で家族を守るんですね。昔ながらの頼れるお父さんという感じでカッコいいですね。子どもにも今日の経験をきっかけに「生きる」ことを真剣に考えながら成長してほしいと思います。
苫小牧市・浦澤さん親子とお友達の丹内さん
苫小牧市・浦澤さん親子とお友達の丹内さん
●浦澤さん(小学6年生)[写真右]
動物が生きるための行動はどれも想像以上の迫力でした。ヤドクガエルが2000種以上もいると聞いて驚きました。
●お友達の丹内さん(小学5年生)[写真左]
カイツブリという鳥が水面を走りながら求愛する場面はとてもきれいでした。朝倉さんのお話も初めて知ることが多く、面白かったです。
●浦澤さんのお母さん
親子の絆や家族の愛情など、人間としても考えさせられる場面がたくさんありました。子どもたちには自分で生きる強さを学んでほしい。親が子どもを守ろうとする思いにも気付いてくれたらうれしいですね。

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