特集 北海道エコ・アクション

広がっていく、スマート・ムーブの輪

スマート・ムーブでスマート・ビジネス

北海道ガス(株) CO2ゼロのシェアサイクル「ポロクル」で都心部の移動もスムーズ。

北海道ガス(株)総務部係長 木村 元さん

北海道ガス前にある「ポロクル」のポート

営業では社用車やタクシーを使うことが多いのですが、都心部では交通渋滞の原因にもなる上、駐車料金も掛かります。そこで今春からサイクルシェアリング「ポロクル」を導入しました。手軽に使えて、駐車場を探す必要もなく移動もスムーズ。おまけにCO2を排出することもなく健康的とメリットが多く、社員も積極的に利用しているようです。本年度、当社では月平均で約83回ポロクルを利用しました。来シーズンもポロクルを継続するとともに、当社が導入を進めている天然ガス自動車の活用も含めて、今後もCO2削減に協力していければと思っています。

コープ札幌 宅配トラックにBDFを導入。ガソリン不足の震災時にも活躍しました。

コープさっぽろ 宅配本部長 宮嶋 美典さん

被災地で支援する「トドック」のBDFトラック

軽油より割安で再生可能なBDF(バイオディーゼル燃料)は、化石燃料に代わるバイオマスエネルギーとして注目を集めています。コープさっぽろの宅配システム「トドック」では、組合員から回収した廃食油を再利用したBDFで走るトラックを2008年から導入。その数は年々増加し、2010年には世界最多の300台に到達。ギネス世界記録に認定されました。東日本大震災の際にはガソリン不足の現地を支援するためにBDFトラックを支援団と共に派遣。緊急時のインフラのひとつとしてもお役に立っています。

NTTデータ北海道 CO2も渋滞もコストも減らせる!社用車=カーシェアリングという発想。

(株)NTTデータ北海道 営業部主任
金澤 綾美さん

利用時はお近くの車両ステーションで予約

以前は社用車をリースしていましたが、帳票の電子化などにより運搬業務が減少。必要なときだけ自動車をレンタルできるカーシェアリングシステムを契約しました。リースや駐車場の経費が軽減された上、洗車やメンテナンスも不要。ムダな走行を減らすことで都心の交通渋滞緩和やCO2削減にも寄与できるのも、企業市民として大切なことだと感じています。社用車として使ったことがきっかけで、個人的にカーシェアリングを活用し始めた社員もおり、スマート・ムーブの拡大につながればうれしいですね。

データで見る札幌の“移動”の現状。

北海道と札幌市は2006年に道央都市圏のパーソントリップ調査を実施しました。これは1日の人の移動状況を多角的に調査したもので、たとえば代表交通手段トリップ数の推移(表1)をみると、自動車の移動が増加していることが分かります。また、札幌市は運輸部門のCO2排出量が全国および全道の比率よりも高く(表2)、短時間の移動に自動車を使う人が多い(表3)のが特徴です。とはいえ「環境や健康のために自動車の使い方を考え直してみたい」という人が約8割と、多くの方が“移動”を意識しているのも事実。今後ますますスマート・ムーブに注目が集まりそうです。

面白スポットや新たな発見を投稿しよう!

現在北海道全域を中心に、「北海道smartmove大作戦!」を展開中。期間中に公共交通機関を利用し、新たな発見や面白スポットなどをyahooのワイワイマップに投稿してください。エコな移動を通じ、今まで見えてこなかった新たな街の魅力が見えてくるはず!
また企業単位でのsmartmove宣言ご登録も受付中です!皆さまのエントリーをお待ちしております!

投稿していただいた方の写真をご紹介!

投稿ネーム:しょうさん
最近札幌市内に熊が出没しているけど、昼間の街中に出没するなんて!こわいよー!!

投稿ネーム:teraさん
札幌駅前地下歩行空間にて野菜市に遭遇。目的を一瞬忘れ、夢中でお買い物!

企業登録いただくと 特設サイト&環境省「smart move」サイトでもご登録企業名をご紹介!

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企業エントリーをご希望の場合、メールでkokoku2@hokkaido-np.cp.jpまでご連絡ください。

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